乾杯を、夢追い人に。
乾杯を、厄介者の私たちに。
「 LA LA LAND 」を観ました!
冒頭の「 Another Day of Sun 」の映像に心を鷲掴みにされて以来、ずっと気になっていた作品。やっと観ることが出来ました。
一言で言うと…切ない。切ないんです、この作品。
とても陽気で楽しいミュージカルと、ワクワクするラブストーリーかと思いきや、とんでもなかった。
とっても良い意味で私の期待を裏切ってくれました。
私たちの人生は全て選択の積み重ねで出来ています。選んだ人生、そして選ばなかった人生。主人公たちが得たもの、失ったもの…。
ラスト10分にその「たられば」が全て凝縮されていて、本当に切なくなります。
一体何があったの…?あの間に。
きっとその空白の物語は、監督が観客に委ねたんでしょうね。
全体を通して印象的だったのは、色使い、音楽、少し懐かしさを感じさせるテクノカラー風の映像。内容はめちゃくちゃ現代なのですが、ちょっと画面の端っこがぼやけているのがフィルム時代の映画を彷彿とさせてくれました。
きっと、これまでの人生の積み重ね方でこの映画の見方はずいぶん変わってくると思います。
私も数年後、また観てみよう。
その時、私はどんな「たられば」を思い描くかな…。