彼の歌声は全ての人々へのメッセージ

今日は思い立って映画を観に行ってきました。

「Bohemian Rhapsody」

映画.com 「ボヘミアン・ラプソディ」作品情報

恥ずかしながらQueenの楽曲はCMやテレビ番組などで流れてくる主だったものしか知らなかったのですが、それでもめちゃくちゃ感動しました。

「本当の自分になれたら、また会おう。」

苦しみ、悶え、世間から非難され、自分を最後まで剥がしきった先に手に入れたもの…それは本当の自分と、本当の愛の姿。

ラスト30分から涙が止まらず…特にラスト21分。

その歌声が心に響きまくります。彼らを知らなかった私なのに、本当にもう信じられないくらい魂を揺さぶられます。そしてものすごい一体感!

フレディ・マーキュリーという人間、彼の生き様、彼を支え続けた人たち、Queenのメンバーそれぞれの想い、全部ひっくるめて一気に最後に流れ込んでくるので、見事に涙腺崩壊。

彼らの歌は、なぜこれだけ多くの人の心に届いたのか。

それはフレディ自身が言った「歌詞は聴き手のものだ」という言葉や、最後に「与えたい」という言葉にしていたように、彼らが自分たちの生きづらさや喜びを糧にして楽曲に昇華し、自己と人々を励ますこと、会場との一体感を求めていたことなど、人々に対する愛がその歌声に乗って届いていたからなのだろうと感じました。

特に「We Are the Champions」なんかは全ての人たちに贈るメッセージソングだったんだなと、この映画で知りました。これは彼だからこそ書けた歌なんですね。

ファンの方達のレビューを読んでいると、フレディ・マーキュリー役のラミ・マレックは生き写しかと思うくらい外見も仕草もそっくりらしいです。歌唱力も素晴らしいですし、フレディに関して手に入るあらゆる資料に目を通し、1年かけて役作りをしたというだけあるそう。

他のメンバーについても、元メンバーが選んだというだけあって再現性がものすごいらしい。そして、元メンバーであるブライアン・メジャーとロジャー・テイラーが音楽総指揮をしているので、演奏の音質が素晴らしいとのこと。

いやはや、改めてQueenの偉大さ、フレディ・マーキュリーという人の壮絶さを知りました。今でこそこの映画が投げかけているもう一つの問題である性のマイノリティについても世間が受け入れてきているのは、きっとこの人の生き方が貢献している部分もあるのではないかと感じ。

そしてもう一つ忘れてはいけないのは、この映画は家族の物語でもある、ということ。

ぜひぜひ、ラスト21分の一体感を感じに、そして思い切り涙を流しに映画館へ行って下さい!

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えだ子

花と鳥、自然にあるもの、野生を感じるものが好きです。 様々な職を経験しましたが、現在は看護師をしています。 日本メンタルヘルス協会心理学ゼミナール基礎コース修了。 山口県出身。大阪府在住。

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